ネット炎上のメカニズムと2017年炎上事例5パターン

ネット炎上のメカニズムと2018年炎上事例5パターン

炎上になる前に防ぐには?レピュ研が炎上コンサルティングをご提案します。

「炎上が発生するメカニズム」「炎上原因となる根源」について、炎上分析の専門家としてまとめてみました。

2017年現在インターネットの利用者数は日本人口の80%を超えており、ほとんどの人が日々インターネットを使っています。また2015年から、スマートフォンの普及率が50%を超え、手軽にインターネットへ情報発信できるようになりました。またネット利用者は、掲示板やブログだけではなくSNSを使うことで、情報を見る側から発信する側へと変わる人も多く出てきた印象を受けます。ただインターネット問題の1つに、ネット炎上があります。ネット炎上は、情報を見る側から発信する側へと急速に変わったことによる、インターネット利用者の知識不足によってひき起こされた問題でもあるのです。(1)

今回は、炎上発生の仕組みや原因について、日々炎上分析を行っている専門家の立場から解説します。ネット炎上をしっかり理解したい方や、どうしてネット炎上は起こるのか疑問に思っている方炎上するとどうなってしまうか知りたい方の疑問を解決できる内容となっています。

読み終わるまで 約2分50秒
記事で学べること 1.炎上発生までのメカニズム
2.毎月のネット炎上発生数と原因
3.炎上の予防策・対応策

ネット炎上とは

「炎上が発生するメカニズム」と「炎上原因となる根源」

ネット炎上とは「SNSやブログ・掲示板などのコメント機能から、個人や企業に対し批判的な言葉が集中すること」を指します。ネット炎上の標的となる原因にはさまざまあり、レピュ研では、ネット炎上のメカニズムについて5種類のパターンがあると想定しています。

  • パターン1 企業(お店)が事件・事故を起こす
  • パターン2 企業(お店)の従業員が不適切行動
  • パターン3 個人の不祥事
  • パターン4 掲示板・口コミ・レビュー
  • パターン5 賛否両論意見

世間一般ではネット炎上に明確な定義はありません。批判的な言葉が集中し収拾がつかなくなったときの状態であると言えますが、具体的な数値化や定義概念は統一化されていないのが現状です。レピュ研では、毎月炎上件数を調査する上で、独自の炎上定義に基いて件数を調査しています

炎上のメカニズムの5パターンとは

パターン1:企業(お店)が事件・事故を起こす

企業やお店などの事件・事故が公になり、炎上する事例です。

今回の事例では、2018年に大手建築会社が、お客様との不適切な取引があったとしてテレビメディアに告発され炎上したケースをご紹介します。テレビ番組放送後、大手建築会社の株価が大きく下がってしまいました。また、企業へのイメージも低下しています。

パターン2:企業(お店)の従業員が不適切行動

お店の従業員や、企業社員などの不適切行為がネット告発されることで発覚し、炎上する事例です。また、従業員自ら不適切行為をネットに投稿してしまい、炎上する事例もあります。

今回の事例では、SNSに投稿されたお店へのご指摘文から炎上した例をご紹介しています。ご指摘文は、接客していた従業員の態度への不満が書かれており、共感者など含めて2万回リツイート(拡散)されました。さらに、該当のお店の情報なども特定され、お店は一時営業停止になりました。お店は謝罪文を公表し、事態を収めました。

パターン3 個人の不祥事

個人のなにげない投稿が、意図しない炎上になる事例です。ネット上に投稿した初期段階では、炎上になることを全く予測していないことがほとんどです。

が2017年後半から2018年3月までに個人炎上の中で最も話題になったが学校いじめ炎上です。当事者はどこにでもいるような一般の学生や教師です。しかし、いじめ問題は多くの人が不快な思いをするため、一度炎上してしまうと鎮火するのに時間がかかる厄介な炎上の1つです。

パターン4 掲示板・口コミ・レビュー

ネット掲示板や口コミに書かれた批判的な意見が拡散してしまい、炎上する事例です。このパターンは、批判的な意見に対し、第三者または企業が過剰反応することで拡散し、炎上してしまいます。

今回は特殊で、投稿者が特定され「投稿者が炎上する」事例を紹介します。某飲食店は、デマ情報を掲示板にかかれ、批判的な意見が拡散してしまったことで「閉店」してしまいました。そこで、デマ情報を書き込んだ当事者を特定したところ、なんと「市議会議員」だった!

パターン5 賛否両論意見

ある1つ事柄に対し、肯定意見の人と、反対派意見の人が一定数いることで言い争いなり、炎上する事例です。

今回は某作家が、SNSで大学サークルの部員を罵倒し、炎上したケースをご紹介します。「作家のファン層」と「炎上で、作家を初めて知った層」2つの層が擁護派と批判派に分かれ、ネットではあちらこちらで議論が行われており、プチ炎上が起きていました。

ネット炎上が起きるまでのメカニズム

ネット炎上のメカニズムは「炎上」という名の通り、火おこしに仕組みが似ています。炎上がおこるまでを図にまとめると、以下のような仕組みになっています。

ネット炎上が起きるまでのメカニズム

ネット炎上が起きるまでのメカニズム

1. 火種(炎上となる事件や書き込み)

企業や有名人、個人の不適切な事件や不祥事などをネットユーザーが発見し、身近なSNSやブログなどで情報発信します。これだけでは炎上にならないので、情報の発信者は気軽に自分の意見をつぶやいている状態です。

2. 油(炎上となる事件の情報)

火種である事件を見た人たちの多くが、その事件・事柄に共感すると、事件の情報を拡散しはじめます。さらに、SNSやブログでだけではなく、掲示板や口コミサイトなどに事件の情報が掲載され、事件の詳細情報の特定が始まります。企業炎上の場合は、企業役員の名前や内部事情が掲載されたり、個人炎上の場合は、勤め先や住所、本名などが特定されたりすることがあります。

3. 木炭(ニュースサイトやまとめサイトに炎上が載る)

油の投入によってよく燃えている炎上は、注目されやすく、ニュースサイトやまとめサイトに掲載されます。多くのサイトに掲載された炎上情報は、ネットに詳しくない人も知ることとなり、批判的な声はさらに増えてしまいます。ニュースサイトやまとめサイトは情報が残りやすく、炎上の火が消えにくくなります。まさに火に木炭をくべたことで、いつまでも火が消えないような状態です。

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ネット炎上はどれくらい起きる?

炎上発生は月平均93件!

炎上発生は月平均93件!

レピュ研では、日々炎上件数を測定し、月ごとにレポートとしてまとめています。2017年10月現在、炎上件数は月平均93件で、2017年4月には測定開始以降最高の119件の炎上が起きました。

また、炎上事例をカテゴリーごとに分類し分析すると、法人関係の炎上が月平均23件起きていることが分かっています。法人関係の事例とは、企業の不祥事や事件などがSNSやブログで話題となって炎上した事例が大半です。

78%の人が炎上を見たことがない

78%の人が炎上を見たことがない

レピュ研が、2017年5月に行った「インターネット検索行動調査」では「1ヶ月以内にSNS上で、どのくらい炎上を見たことがありますか?」という質問に78.3%の人が炎上を見たことないと答えています。

月平均93件の炎上が起きているにも関わらず、78.3%の方が起きていることすら知らないという結果となりました。これは何が原因で炎上するのか分からない方や、そもそも炎上なんて頻繁に起こっているとは思えないと思っている方が多く、危機意識が低下している要因にもなります。炎上の認知がなく、だれもが炎上の当事者になってしまうことを示しているのです。

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炎上を拡散する人はわずか2.8%

炎上を拡散する人はわずか2.8%

2017年3月に文科省が発表したデータでは、炎上を拡散する人はわずか2.8%であり、SNSをやっている人の大半は、拡散をしないことがわかりました。

しかし、レピュ研が日々分析している炎上事件は、主にSNSでの拡散によって広まっていくことがわかっています。また、レピュ研が炎上事例としてあげている中にも、ネガティブな情報が何万件と拡散(シェア)されてしまった事例がいくつもあります。このことから、炎上と知らずに拡散してしまうパターンや、拡散したものがいつの間にか炎上していたパターンが多くいるのではないでしょうか。拡散する人が少ないというデータが発表されていても、油断してはけません。(2)

炎上を防ぐためには

炎上が起こってから鎮める方法を探すよりも、炎上が起こらないように対策方法を知っておくことが重要です。

炎上事例を多く知る

レピュ研では、日々の炎上件数を測定し、毎月炎上レポートを作っています。炎上のカテゴリー別件数や、その月に起きた特徴的な炎上事例をご紹介しています。また、定期的に「SNS炎上の今」をピックアップし、記事として書き起こしています。

炎上事例を数多く知ってもらうことで、SNSを使っているときにやってはいけない発言や、炎上リスクのある投稿をさけることができるはずです。わたしたちと一緒に炎上事例を多く知って、ネット炎上のリスクから身を守るようにしましょう。

炎上予防のためのセミナーを受ける

ネット炎上は、日々起きており、いつ自分が炎上の当事者になってもおかしくないリスクをもっています。レピュ研では、ネットでのマナーやモラルを守るための正しい意識を付けてもらうためのセミナーや、炎上を予防するためのセミナーを随時開催しています。炎上リスクセミナーの詳しい開催時期や内容については、お気軽にご連絡ください。

炎上予防のためのセミナーを受ける

予防のための知識を学ぶ

ネット監視システムを導入

SNSの炎上を避けるためには、ネット上に書き込まれるネガティブな情報や、ネット告発を見つけ出し、炎上する前に対策することもできるのです。

SNS監視システムを使うと、24時間指定した情報をシステムで監視し、見つけることができます。例えば炎上になりそうなネガティブ情報をいち早くキャッチすることで、書き込みを削除したり、情報に間違いがあったことを迅速に対応すれば、炎上が起こる前に鎮火することができます。

レピュ研では、ネット監視システムのサービスもご提供しています。SNSだけでなく、Yahoo!やGoogleなどの検索結果も同時に監視できるシステムの開発を行っています。

もしも炎上が起きてしまったら?

もしも炎上が起きてしまったら?

専門家に相談しよう

「今回の炎上には、多分この方法が正しいと思う」などと、あいまいな知識でネット上の問題を解決するのはよくありません。あいまいな知識で問題を解決しようとしたことで、二次被害になってしまう炎上は珍しくないためです。まずは、豊富な知識を持った専門家に相談するのが良いでしょう。

レピュ研では、豊富な炎上事例分析をもとに、日々対策方法やリスク回避方法を情報発信しています。「炎上が起きてしまいそう…」「大ごとになりそう…どうしよう!」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

レピュ研は風評被害対策のプロ集団です。無料相談・問い合わせ

■毎月配信の炎上レポートはこちらからどうぞ
>2018年7月更新!炎上リサーチレポート~拉致被害者と家畜を一緒にしていると誤解され炎上~
>2018年6月更新!炎上リサーチレポート~女性客をバカにしているとして飲料品メーカーが炎上~
>2018年5月更新!炎上リサーチレポート~新入社員の研修内容が不適切だとして炎上~
>2018年4月更新!炎上リサーチレポート~飲食店がお客様にネット告発され炎上~
>2018年3月更新!炎上リサーチレポート~「トイレ掃除」社員教育で炎上~
>2018年2月更新!炎上リサーチレポート~いじめ動画拡散で加害者が炎上~
>2018年1月更新!炎上リサーチレポート~会社への不満をSNSに書き込むネット告発~
>2017年12月更新!炎上リサーチレポート~法人社長がSNSで不適切な発言をして炎上~
>2017年11月更新!炎上リサーチレポート~大学教授が不適切発言で炎上~
>2017年10月更新!炎上リサーチレポート~建設企業の迷惑な営業スタイルが炎上~
>2017年9月更新!炎上リサーチレポート~社外秘を漏えいした社員と会社が炎上~
>2017年8月更新!炎上リサーチレポート~SNSでお店とお客が口論して炎上~
>2017年7月更新!炎上リサーチレポート~女性軽視広告で炎上~
>2017年6月更新!炎上リサーチレポート~タレントが不適切発言で炎上~
>2017年5月更新!炎上リサーチレポート~SNSの間違った使い方で企業が炎上~

(1)総務省「スマートフォン等の急速な普及と端末市場の変化」
(2)文科省「平成 28 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」

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