2018年1月更新!炎上リサーチレポート~会社への不満をSNSに書き込むネット告発~

2018年1月更新!炎上リサーチレポート

年間炎上件数1086件!レピュ研が企業にあわせた炎上コンサルティングをご案内
ネット炎上事例として判別したものを毎月リサーチ後分析し、レポートとして配信していきます。
弊社が独自に設定した条件にて情報を算出し、カテゴリー別の件数推移と、特徴的な炎上について解説を行います。

1月炎上リサーチレポート

2017年12月のネット炎上件数は87件であり、2017年11月の86件と比べると1件増えました。またカテゴリー別では、2017年11月と比べ、法人の炎上が6件(13.6%)増えていました。2017年12月で一番多かった炎上は法人関係で、25件(28.7 %)ありました。企業の違法な労働環境やパワハラなどが、SNS告発で話題となり炎上につながるものが多い印象でした。続いて、2番目に多かった炎上カテゴリーはエンタメ関係で、20件(23.0%)でした。

今月ピックアップした炎上は、企業社員がSNSで、社内の内部事情を告発し、炎上になった事件を解説します。今月はネット告発による企業炎上が多く、4件ありました。ネット告発の内容は、違法な労働環境や、パワハラ発言などさまざまでした。大きな炎上にはなっていないものの、分析している中で、会社への不満をSNSに書き込む人が増えた印象をうけました。

炎上事例PickUP

無料漫画アプリの作家が内部事情をネット告発!

無料漫画アプリの作家が内部事情をネット告発!

2017年12月のとある日ツイッター上にこんな投稿がされました。

「無料漫画アプリCコミックに騙された。ドン引きです」

この投稿は、無料漫画アプリCコミックで漫画を描いていた作家SさんのTwitterでの発言です。作家Sさん曰く、1話5万円の原稿料を値下げ交渉されたあげくに、作品の提供料を払ってもらえなかったために、Twitterでの告発に踏み出したそうです。作家Sさんのネット告発に対し、ネット上では

「これはひどい。Cコミックのアプリアンインストールしよう」
「わずかな原稿料をケチろうとしたばかりに、大々的に悪評が拡散される。こういうのが徹底的に非難されて再発防止になってほしいものだと思った」

などという声があがり、炎上になってしまいました。また、無料漫画アプリCコミックのネット炎上は今回だけではなく、2017年3月と9月にも、連載作家によるネット告発がありました。今回で、3回目となる炎上で、多くの利用者が、無料漫画アプリCコミックへの不信感を抱いてしまったでしょう。

別の作家がCコミックを擁護するも逆効果に!

別の作家がCコミックを擁護するも逆効果に!

無料漫画アプリCコミックが炎上している中で、Cコミックで連載している作家達が、次々にCコミックを擁護する発言をTwitterに投稿しました。

作家A「そんな目にあったことをないけどな。ネガティブな情報の方が拡散されて悲しい」
作家B「親身なって対応してくれる担当もいるのに!すごく悔しい気持ちです」

数十名の作家達が、ほぼ同じ日にCコミックを擁護する発言をしていることに、ネットでは、

「作者さんたちが一斉に運営擁護のツイートをしている。作家たちは運営の言いなりになっているのかな」
「運営が漫画連載している人達に圧力かけて言わせているようにしか思えない」

などという声が上がり、Cコミックへの不信感はさらに加速してしまいました。

ネット告発炎上を鎮火させるには

ネット告発炎上を鎮火させるには

告発者への謝罪

告発者に謝罪し、親身に対応することが重要です。また、告発者へ連絡をするときは、他のユーザーから見えないところが望ましいです。不特定多数から見られる場所でのやり取りは、予期せぬ第三者の介入で、話しができないことがあります。直接の連絡手段がない場合はSNSのDM(ダイレクトメッセージ)などを使いましょう。ネット告発は、企業へのご指摘やご意見と同じです。クライアントやお客様に、親身になって対応することが解決への近道です。

ネットユーザーへの謝罪

問題が解決した後は、迷惑をかけてしまった方々に向け、今回の事件の詳細とともに謝罪することが良いでしょう。謝罪をするときは「なぜ今回炎上してしまったのか」を念頭に、炎上問題の本質を理解した謝罪をすることが重要です。今回の場合は「作家Sさんとすれ違いを起こしてしまった経緯」「作家Sさんと和解した旨」「今後このような不祥事がおきないような対策案」などを含めた謝罪文を掲載することで、ユーザーが抱いてしまった不信感を取り除けるでしょう。
炎上になる前に防ぐには?レピュ研が炎上コンサルティングをご提案します。

SNSのネット告発を防ぐためには

SNS監視システムを使う

SNS監視システムを使えば、ネット告発をいち早く見つけ出し、対処することができます。今回の事例の場合、作家Sさんのネット告発をいち早く見つけ出し、拡散される前にSさんへの事実確認や謝罪対応が迅速に行えたでしょう。
ネット監視サービスを使えば、24時間ネット上の書き込みを監視して、問題書き込みや炎上の火種を早期発見できます。SNS監視システムをつかうと、探したいキーワードを登録するだけで、SNSに投稿された内容の中から、登録したキーワードだけを抽出してくれます。

レピュ研では、炎上リスク回避についてのご相談件数が増えています。「万が一の炎上に備えたい」「問題ある情報をいち早く察知しておきたい」という方はぜひお気軽にご相談ください。

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■SNSで炎上してしまったときの対処とは?
>SNS炎上の流れと炎上したあとの3つの対策方法

■個人がSNSに何気なく投稿した内容が炎上し、突然当事者になってしまう事例を解説しています。
>個人の何気ない投稿がSNSで話題に!突然、炎上の当事者へ

■会社社長がSNSで的外れな発言をして炎上した事例を解説しています。
>SNSを確認しない人は非常識と発言して炎上

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