内定者研修のテーマとして追加するべき?SNS教育の内容とその重要性

内定者研修のテーマとして追加するべき?SNS教育の内容とその重要性

本記事では、内定者研修のテーマの1つとして追加しておきたい「SNS教育」の内容とその重要性について解説します。
内定者研修は多くの企業様で実施されているかと思いますが、その内容に悩まされている担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は今後の内定者研修にぜひ取り入れていただきたい「SNS教育」の内容とその重要性をまとめました。今後の研修カリキュラム作成のご参考にして頂ければと思います!

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内定者研修におけるSNS教育

内定者研修におけるSNS教育

企業によって内定者研修の目的は「社会人としてのスキル向上」 「チームワークの向上」 「内定辞退の防止」などさまざまだと思います。しかし共通しているのは、まだ学生である内定者に今後社会人になるための「自覚」を持たせることではないでしょうか。

SNS教育に関してもその部分は同様で、SNS上の行動1つ取ってもこれからは全て自身ですべての責任を負う必要があるということを落とし込む必要があります。

SNSに関するトラブルの事例

SNSに関するトラブルがきっかけで、内定取り消しとなることも多いです。実際に以下のような事象が発生しています。


  ● 内定先企業名や外部に公表すべきではない情報をSNS上で公表してしまった
  ● 不適切動画、画像を投稿し個人情報を特定されて炎上してしまった
  ● 第三者からの迷惑行為や犯罪行為の告発
  ● SNS上での差別的発言や誹謗中傷
 

SNS教育について

SNS教育について

目的

SNS教育の最終的な目的は「自社を守ること」です。企業としてどれだけSNSリスクの対策を行っていたとしても従業員1人の軽率な行動によって、ときに売上や経営自体に大きな影響を及ぼすこともあります。また「教育をきちんと行っていなかった」と使用者責任を問われてしまったり、企業としての信頼に大きく傷がついてしまったりすることもあるのです。

そのような事態を防ぐために次のようなポイントは必ず押さえておきましょう。

ポイント

SNSの利用方法に関してどれだけ注意喚起をしても、実際に想定されるリスクを理解できていなければ行動の抑制にはならないかもしれません。SNS上でのどんな行為がどのような事態を招くリスクがあるのか落とし込むことで、その効果が期待できます。

また当事者意識を持たせることも重要なポイントとなります。実際にSNSに関するリスクがとても身近なことで、自分にも起こり得るんだということをしっかり教え込むための工夫が必要になります。

内定者研修でのSNS教育に含むべき内容

内定者研修でのSNS教育に含むべき内容

解説した目的やポイントを踏まえて、研修プログラムに具体的にどのような内容を含むべきなのかご紹介します。ぜひ今後のプログラム策定の参考にしてみてください。

SNSの特性をはじめとする基礎知識

まずSNSの特性をはじめとする基礎知識を伝えましょう。20代前半の若い世代はSNSに慣れ親しんではいますが、その一方で特性についてきちんと理解できていない人も多いです。例えば「Twitterはどれだけ拡散力が強いのか」「よく聞くネット炎上とはどのようなフローで発生するのか」など、SNSを利用する上で本当に知っておいた方がよい情報は、意外に知られていないです。

「Twitterの拡散力についてグラフで示してみる」「炎上のメカニズムを解説してみる」など学生が知らないような新たな情報を含むことが重要です。

想定されるリスクについて

SNS上でのどのような行為がどんなリスクにつながるのか、具体的に解説してあげることで不適切な行動を抑制する効果が期待できます。例えばSNSから発生するリスクを次のように分類し、それぞれに対して例を挙げて解説することがおすすめです。


  ● 自身のその後の人生に与えるリスク
  ● トラブルがきっかけで、自身の親しい人へも影響が出るリスク
  ● デジタルタトゥーなど、情報の残留力に関するリスク
  ● 損害賠償請求などの金銭的リスク
 

問われる責任について

SNSのトラブルがきっかけで刑事責任や民事責任に問われてしまう事例は少なくありません。多額の賠償責任を負わされてしまうことはもちろん、学生のその後の人生に大きな影を落としてしまうことになります。SNSという気軽なツールであっても、大きな責任を問われる可能性があることを理解していない人は多いため、きちんと落とし込むことで危機意識を持たせることができるでしょう。


  ● 刑事責任
  ・ 名誉毀損罪
  ・ 侮辱罪
  ・ 偽計業務妨害罪
  ・ 威力業務妨害罪     など
  ● 民事責任
  ・ プライバシー権
  ・ 著作権
  ・ 肖像権         など
 

事例の共有

当事者意識を持たせるためにも、実際に起こった事例の共有を研修内容に含むことはとても重要です。自社に近い環境で起こった事例や、実際に内定者がトラブルを起こしてしまった事例など、内定者がより身近に感じられる事例を選んで落とし込みましょう。

レピュ研ではSNSに関するトラブルの事例を多数まとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

操作/設定や行動時の注意点について

リスクが理解できてもそのリスクをどうやって防いだら良いのか分からないということがないように、具体的なSNSの操作や設定方法、日常生活でどのような行動に注意する必要があるのかもきちんと伝えましょう。

内定者研修で意味のあるSNS教育を

せっかくSNS教育を行っても、その効果が得られていない企業様は多いです。実際にSNSでトラブルが起こってしまった企業でも「教育はしていたのに…」というところが多いと思います。

本記事では効果的なSNS教育の方法を解説をしてきましたが、このような教育を行えば絶対にトラブルは起こらないというわけではありません。きちんと教育を行った上で、SNS上をモニタリングするなどしてトラブルの火種にいち早く気づく体制を整えておくこともとても重要です。

弊社ではSNS教育やSNSのモニタリングに関するご相談も承っております。「現状の教育プログラムに不安がある」「SNSモニタリングをしてリスクに備えておきたい」などのお悩みもお気軽にご相談ください。

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