2017年6月度 口コミサイトを多く利用
2017年7月度 口コミサイト利用者減少、エージェントを利用
2018年度新卒学生490名を対象に、月別でアンケートを実施したところ、企業の調べ方に違いがあることがわかりました。
2017年6月のアンケート結果では「口コミサイト」を使って企業の情報収集をする新卒学生が多かったのに対して、2017年7月では「口コミサイト」が11ポイント減少し、代わりに「企業の公式サイト」が66ポイント増加しました。また、SNS(Twitter、Facebook)を使った企業調べをしている新卒学生も、6月に比べ、7月は減少傾向にありました。企業の情報収集をしない学生も6月が2%に対して、7月は8%と6ポイント増えています。就職活動をする新卒学生は、時期によって情報収集の行動に、多少の違いがあることが分かりました。
エージェントに頼り気味
7月の同アンケート結果「その他」の項目で多かったのが「エージェントに話を聞く」という回答でした。6月の「その他」を選んだ新卒学生には無かった回答で、特徴的だったといえます。ここで挙げているエージェントとは、大手求人サイトが2017年4月より積極的にはじめた、新卒の人材紹介サービスのことを指します。多くの企業を熟知しているキャリアアドバイザーが、新卒学生にあった企業を紹介してくれる新しいサービスのため、活用している学生がいることがうかがえます。「エージェントに話を聞く」という回答をくれた新卒学生に、エージェントについて話を聞いたところ「企業の内部評判を的確に教えてくれる」「自分で調べなくていいから時間が短縮できる」「企業をどう調べたらいいか分からなかったから助かる」などといった意見がありました。
新卒学生が調べ方を知らない?
就職活動中に企業の情報収集をするとき、どうやって調べるのがベストなのか、新卒学生はなかなか分からないものです。エージェントの活用は、新卒学生にとって情報収集の手助けになる一方で、自身で情報収集する機会が減ってしまう可能性があります。「自分が受ける企業が、どんな企業でどんな評判があるのか」学生は自分だけで調べ、納得する力を付けてこそ、一人前といえるでしょう。また企業は、採用活動を円滑に進めるために、学生がどうやって自社を知ってくれたのか聞くことも、いい人材をとっていくための1つの手段なのかもしれません。
良い人材を獲得するには
新卒学生を対象に、TwitterやFacebookを使った採用活動は効果的です。情報収集能力に長けた学生が、率先してSNSを使って企業調べをしているためです。レピュ研ではSNS運用サポートのサービスを行っていますが、運用方法やSNS広告の効果的な方法について、ご相談が増えています。ご相談は無料にて受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。ネットリテラシーの高い学生や、情報収集能力のある学生を獲得するためにも、SNSを使ったビジネス戦略を検討してみるのも良いかもしれませんね。