絵本作家がネット炎上?その理由とは…

絵本作家がネット炎上?その理由とは…

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炎上事例をもとに、原因と対策を解説します。今回は絵本作家が作詞した曲が、不適切な内容だとして炎上したケースをご紹介します。
炎上後、曲の発売は延期され、絵本作家のイメージは下がり、今後の活動にも影響がでています。同じような失敗や炎上にならないためにも、原因と対策について知っていきましょう!

「自己犠牲を押し付けている」歌詞に批判殺到!

「自己犠牲を押し付けている」歌詞に批判殺到!

男性絵本作家のNさんが、作詞をした「母親の応援ソング」の内容が不適切だと炎上しました。歌詞の内容は、

「母親だから、おしゃれはできない」
「母親だから、朝5時におきる」
「母親だから、全部子供ばっかり」
「でも、あなた(子ども)にあえてよかった」

などといった内容で、「母親の応援ソング」というよりも「母親が自己犠牲をしているソング」だったのです。ネットでは、

「応援されるというより、悲しい気持ちになった」
「母親になったら『自らを子どものために投げ打つのが当然であり幸せなのだ』という呪いのメッセージみたいで怖い」

などと、実際の母親たちから厳しい意見がよせられ炎上になってしまいました。

子ども向け番組で流すものではない!

子ども向け番組で流すものではない!

炎上した曲は、小さな子どもに人気の歌手が歌っていました。そのため、子ども向け番組で曲が流される予定でした。そのことにネットでは、

「歌詞から『私こんなにあなた(子ども)の為に我慢してつらいんだよ』っていう子どもに対する恨み辛みがみえる…子どもに悪影響」
「子どもには絶対聴かせられない!」
「子どもが自己否定してしまったらどうしよう…」

などと「子どものために自己犠牲しているかのような歌詞」が子どもに悪影響を与えると心配する声が上がっていました。

炎上後に「言い訳」をしてしまった

炎上後に「言い訳」をしてしまった

炎上後Nさんは、謝罪するのではなく「言い訳」のような発言をしてしまい、さらに炎上してしまいました。Nさんは、自身のSNSで、

「私だけが考えた歌詞じゃないです。多くのお母さんたちからのインタビューをもとに作ったものです。」

などと、自分は悪くないというような発言をしてしまいました。また、

「この炎上で、歌がなくなるのは悲しい」

などと、被害者のような態度を示しています。Nさんの一連の発言に対してネットでは、

「何が悪かったのかも理解できないのか!」
「炎上するには理由があるのに、ただ炎上の被害者ぶるのはどうかと思う」

などと、Nさんに対しての批判が多くよせられ、二次炎上してしまいました。

絵本作家が炎上した5つの原因

絵本作家が炎上した5つの原因

原因1:女性軽視の内容だったから

歌詞の中では「女性が1人暮らしをして働く」ことを「強がっていた」と表現しています。これに「女性軽視ではないか」と多くの反感を買いました。ネットでは、

「女性が自立していると、強がっていると思われるの?」
「女性だって意志をもって働いています。誤解されてしまう言い方はやめてください」

と、女性軽視の助長について不安視する声があがっています。

原因2:「不幸自慢」のような内容だったから

「母親になる前は、好きなことして、好きなものを買っていた」
「今ぜんぶやめて、母親になった」

などという歌詞の内容が「不幸自慢」のようで、嫌な気分になる人が多くいたようです。また、本当の母親たちからは

「子どものためにやりたいこと全部やめてないよ?嘘を書かないで!」
「子どもと一緒にすきなことしているし、不幸ではないよ」

などど、歌詞とは真反対の回答が多くよせられています。

原因2:「不幸自慢」のような内容だったから

不幸自慢は人を「嫌な気持ち」にさせる

原因3:子どもに悪影響を与えかねない内容だったから

曲の歌詞の意味が、子どもには不適切な内容だったため炎上しました。

歌詞からは「自分がやりたいことを全部犠牲にして、あなた(子ども)に尽くすのが私の幸せ」と読み取みとれます。しかし「私はこんなにあなた(子ども)のために我慢してる!」という脅迫にも捉えられます。小さな子どもは、深く意味を理解できないかもしれませんが、子供に対し「悪影響をあたえる」と心配され炎上してしまいました。

原因4:不自然な立場からの言及だったから

男性の立場から「母親像を押し付ける」ような言及をしたため批判が殺到しました。

歌詞は「母親の立場から、心境や大変さ」が書かれていました。しかし、歌詞を書いたNさんは男性であり、本当の「母親立場」にはなれません。「私は母親だから」となりきり母親像を押し付けるような言及に、嫌悪感を抱く人が多かったようです。

原因5:炎上した原因を理解せずに「言い訳」してしまったから

炎上後に謝罪ではなく「言い訳」をしてしまい、炎上参加者の怒りに触れてしまいました。炎上後Nさんは、SNSで「自分は悪くない」というような発言をしていました。また、自分は被害者であるかのような発言もしています。これにより炎上参加者に「反省していない」と思われ、Nさんへの批判は加速してしまいました。

女性向けコンテンツが炎上しやすい理由

女性向けコンテンツが炎上しやすい理由

女性への固定概念の「根付」と「脱却」

今回の炎上だけではなく、2016年の初めから徐々に「女性軽視」が原因の炎上が増えています。その背景には、女性への固定概念の根付と、それを脱却しようとする女性たちの攻防があります
炎上になる前に防ぐには?レピュ研が炎上コンサルティングをご提案します。
インターネットの普及にともない、手軽に社会に問題提起ができるようになりました。固定概念の根付を脱却しようとする女性たちは、ネット上で声をあげ、悪しき女性への固定概念の根付に「抗議」をしているのです。女性への固定概念が変わらなければ、繰り返し同じ炎上がおきてしまうのではないでしょうか。

「女性軽視」が原因の炎上事例

■化粧品のテレビCMで「女性差別」があり炎上!原因とは?
■期待を裏切られた!化粧品会社の広告が炎上!原因とは?
■女性向けファッション雑誌が「女性軽視」広告で炎上!原因とは?

炎上の二次被害を起こさないための大切な2つのこと

炎上の二次被害を起こさないための大切な2つのこと

世間の価値観を理解する

二次炎上を防ぐためには、世間の価値観を理解することが重要です。

炎上原因の核となる部分は「自分と世間の価値観が合っていない」ことが多いです。そのため「炎上になると思わなかった」「炎上の原因がわからない」となってしまいます。炎上するには、原因と理由が必ずあります。原因がわからないときは、炎上参加者の発言に1つ1つ目を通し、読み説いていくのがおすすめです。また、今後炎上をおこさないためにも、色んな人の意見を聞き、世間と自分の価値観のズレを把握し修正することが大切です。

炎上参加者は絶対に煽らない

炎上中や炎上後は、炎上参加者を煽ってはいけません。なぜなら、炎上参加者を「怒らせてしまうから」です。炎上状態で、炎上参加者を煽る行為は火に油を注ぐようなものです。炎上参加者をおこらせ、炎上が加速してしまうと、メディアに注目され、ネットだけではなくテレビニュースや雑誌などにも情報が広がり、多くの人に炎上を知られてしまいます。炎上は二次被害を避け、小さな火のうちに対策することが大切です。

レピュ研ができること

レピュ研では、日々の炎上分析からさまざまな事例とその対策方法の情報を提供しています。また、炎上参加者の行動パターンや、発言なども細かく分析しているため、原因と対策方法だけではなく、炎上してしまった時の行動フローをアドバイスすることもできます。

その他にも、レピュ研にまだ掲載されていない意外性のある炎上事例や、予想できないような炎上事例まで、いろいろな炎上事例と対策法を提供しています。炎上事例の分析データは「炎上対応マニュアル作成」や「万が一の炎上から身を守るための知識」として活用できます。詳しい内容などは、お気軽にご相談下さい。

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■SNSの企業公式がユーザーを煽るような発言をして炎上した事例を紹介!
>SNSでユーザーを煽る投稿をしたアプリ会社が炎上!

■炎上に参加する人たちの正体を詳しく分析しています。
>炎上に参加する人たちの正体とは?行動パターンと心理

■SNSで炎上してしまったときの対処とは?
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