今回は5月に起きた動画投稿に関する炎上事例を2つ紹介します。
事例1:言動の矛盾をユーザーに指摘され炎上
1つ目は、矛盾点をユーザーに指摘され炎上した事例を紹介します。
動画内容が不適切であるとして炎上
5月上旬、投稿主が友人と、お菓子を持ち寄り自宅で雑談をしている内容の動画が投稿されました。動画内のお菓子の賞味期限や、発売日から外出自粛期間中に撮影されたものではないかとユーザー間で批判の声が集まり炎上となりました。また、動画の投稿主が外出自粛を促すCMに出演していたこともあり、
「自粛しようって言ってるのに自分は外出するの?」
「自粛の意味わかりますか?」
などの意見が多く見られました。さらに、ユーザーから撮影日に関する意見が出てからも、コメントや謝罪の公開はなく、該当動画に投稿されたユーザーからのコメントを一部削除するなどの対応をしたことが二次炎上につながりました。
説明を行い撮影方法を工夫しよう
今回は、撮影時期やユーザーへの対応に指摘があり炎上となりました。動画内容に関して指摘されたあとも本人や事務所からコメントが出なかったことから、不信感を抱くユーザーが多くいました。
また、撮影時期だけではなく
「雑談するだけの内容ならリモートでも良かったじゃん」
「わざわざ家に行く必要あった?」
など、撮影方法に関する意見も出ていました。投稿に関する背景を明確に説明することや、状況に応じた撮影方法を工夫する必要があったでしょう。
事例2:外出自粛期間中に旅行した動画を投稿し炎上
投稿した動画の内容や、公開した謝罪文に批判が集まり、炎上が続いてしまった事例を紹介します。
謝罪文の内容がユーザーに寄り添っていないとして炎上
5月上旬に、動画投稿者が謝罪文を公開しました。この謝罪文は、4月に投稿された動画に関するものです。投稿された動画内容が、外出自粛期間中に撮影された旅行の様子だったため、多くのユーザーから批判の声があがっていました。また、謝罪文を公開する前に行われた配信中に
- 他にも同様の動画を公開している人がいるのに、なぜ自分が叩かれるのか
- 旅行に行くことを推奨しているわけではない
など、自分に批判的な意見が集まっていることに対しコメントしたことで、さらなる炎上状態になってしまいました。この状況を受けて、動画投稿者が
- 旅行動画を投稿した理由
- 炎上状態になってから謝罪まで時間があいた理由
- 配信中の発言に関するコメント
を含んだ謝罪文を公開しましたが、
「旅行動画を投稿したことではなく自粛期間中に旅行したことが問題なんだけど」
「言われたから出しました感がすごい」
など、ユーザーの求める謝罪内容とズレていたため、炎上は収束しませんでした。
投稿前の確認や謝罪対応はしっかりと
今回は、投稿された動画の撮影日が不適切だとされたことや、謝罪文が公開されるまでの期間と内容に投稿者とユーザー間でズレが生じたため炎上が長引いてしまいました。投稿前のチェック項目や炎上してしまった場合の対応を事前に決めておく等の対応が必要だったでしょう。