【保存版】2018年法人炎上のまとめ~レピュ研が選んだ事例5選~

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2018年1月から12月の間で、レピュ研が分析した中でもっとも炎上した法人の事例をご紹介いたします。

2018年は大規模な拡散で世間をにぎわせた炎上から、プチ炎上ながら一歩間違えれば大ごとになっていた炎上まで、年間を通じて226件もの法人炎上が起きていました。企業で起こるさまざまな炎上事例から、炎上の怖さをより感じていただき、自社の危機管理・レピュテーションマネジメントについてみなおす機会になればと思います。

企業が炎上リスクに備える為の9つの項目

炎上リスクに備える為の9つの項目

・炎上発生に備える基本体制の構築
・ネット情報の監視と分析方法
・炎上発生時の準備

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グラフからみる法人の炎上件数

2018年の1年間で、法人が起こした炎上は226件ありました。月ごとに大きなばらつきはありませんが、2018年1月、3月、10月では月間で25件前後の法人炎上が起きていたことが分かります。

2018年に起きた法人の炎上事例の月間推移グラフ

2018年 年間法人炎上事例 推移グラフ

年間を通じて平均値を出してみると、毎月19件弱の法人炎上が発生し、およそ2日に1回の頻度で企業に関係したネット炎上が起きていたことがわかります。

法人炎上226件の中からレピュ研が選ぶ!法人炎上の事例5選


2018年に発生した法人炎上の中から、レピュ研が独自に選んだもっとも知ってほしい炎上をご紹介していきます。

1. 繁忙期を理由にした仕事の雑さに炎上

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引越し業者Hを利用したKさんが、捨ててほしくないものまで捨てられてしまったと投稿し炎上した。

捨ててほしくないもの伝えてるのに捨てられた
新居の契約書も無くなっていた
写真とかのアルバムも捨てられてあり得ない

Kさんの投稿を見たユーザーは

・本社に言ったほうがいい
・顔とか覚えてますか?

など、真実を企業に伝えることをすすめる一方で

・貴重品とか大事なものは自分で管理するのが当たり前
・大切なものは自分で段ボールにしまったほうがいい

などKさんに対する意見もあり、ネット上では賛否両論の意見が飛びう事態となりました。
引越し業者Hは他にもブラック企業だとネット上で叩かれたりと、今回だけでなく過去にも炎上しているようです。

2. 違法を恐れて実習生を多数解雇し炎上

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株式会社Hで働くフィリピン人の技能実習生20人が不当な解雇処分を受けたとして会社側に解雇撤回を訴えました。
株式会社Hは自社がおこなっていた技能実習の認定が得られず、技能実習生としての残留資格が更新されなかったため、違法にならないよう一時的に技能実習生20人を解雇したと説明し、ネット上では、

・大企業まで不正していたとは
・解雇して終わりなんて大企業がすることじゃない
・本来と違う目的の作業をさせていたのはおかしい

など問題を起こした企業は大企業だっただけに、ネット上ではあっという間に炎上してしまいました。
今回の問題を知ったユーザーの中には、

・技能実習制度は日本の評価を下げるからすぐ廃止にしたほうがいい
・国側が実習生の保護を図るべき身勝手なケース

など制度の見直しを求める声も多く上がりました。
「提訴されたらどうするのか」という記者の問いかけに会長は「そんなこと自分にきかないで」と言及を避けましたが、実習途中で解雇を通告した企業責任とわれるのは避けられないとみられています。

3. 社員の発言が差別的だとして炎上

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Y社がおこなったエンジニアによる機械学習に関する講義で、講師の発言が「女性を馬鹿にしている」と炎上してしまいまいた。

女性エンジニアがすくないことによっておこる問題は、男性エンジニアにとっては「いいところを見せたい」というやる気がでない。そして女性エンジニアにとっては「女子トーク」ができない。
これは非常に重要な課題だと思う。

講義内容はWeb上で公開され、講義をみたユーザーからは

・女性の役割を「男性のやる気向上」に押し込めている
・昔も今も差別的視点は変わっていない
・女性エンジニアが増えた方がいいのは、いろいろな視点で議論できるからであって、男性のモチベーションのためではない

など、女性差別や女性への扱いについて批判する声があがる一方で、

・そんなに騒ぐこと?Y社をたたきたいだけでは
・退屈になるであろう講義を少し面白くしただけで、こんなに大ごとになるのか
・実際女性がいるといないのでは、モチベーションが変わってくる

など、なぜこんなに騒ぎたてるのか理解できないといった声も多く聞かれました。
Y社はすでにホームページ上で謝罪しており、再発防止につとめるとしています。

4. 何度も繰り返される異物混入でまたもや炎上

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飲食店Mで提供されたハンバーガーに歯のような異物が混入していたとして炎上してしまいました。
飲食店Mは2014年ごろから商品への異物混入が相次いで発覚し炎上しており、気が付いた男性客は、

一度問題になったのに、また繰り返されるとは

と話していました。気になる原因については製造工場など調査したが分からなかったと結論付けられています。
また原因の究明や再発防止策については発表しておらず、

お客様に安心して召し上がっていただけるよう、引き続き努めていきたい

とコメントしているとのことです。
過去にも異物混入で話題になったこともあり、再発防止策についても発表がないため、不安の声を上げる人も少なくありません。

5. 企業アカウントが不適切な投稿をして炎上

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車企業Hの支店アカウントがライバル会社にたいする不適切な投稿をしたとして炎上してしまいました。
支店のアカウントだったため、上長や本部などの意思とは関係なくツイートができてしまう状況にありました。
このツイートをみたユーザーからは、

・会社の看板背負ってそんなことつぶやいたら問題になるってわからないのか
・度胸ありすぎ 意識低すぎ
・誰もヤバイと思わない感覚がヤバい

など、批判的な意見が多くみられました。
そのほかにも「面白いとは思うけど、立場と投稿場所を考えたほうがよかった」など、内容よりも世間に出回ることを懸念する意見も多くみられました。
どれだけの大企業であろうと、いや大企業だからこそ、SNSやネット上の管理はより必要になってくるのかもしれませんね。

ネット上で起こるさまざまな炎上

今回ご紹介した5つの炎上以外にも、ネット上ではさまざまな炎上が日々起こっています。
レピュ研では日々起こる炎上を事例として取り上げていますので、事例から炎上の恐怖や対策する意味など感じてもらえると幸いです。

他の炎上事例も読む

また、レピュ研では2018年に起きた法人炎上をまとめた資料を無料配布しています!!ダウンロードして法人内でのSNSに関する指導にお役立てください!!

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