Facebookで受けた誹謗中傷を削除する方法!公開範囲の工夫も

Facebookで受けた誹謗中傷を削除する方法!公開範囲の工夫も

Facebookで「誹謗中傷を受けたときの削除方法」「公開範囲を工夫して個人情報を守る方法」の2つについて、知っておきたいポイントをまとめてみました。

実名登録で、友人や知人と気軽につながることができるSNSの1つ「Facebook」ですが、ときに言い争いになったり、誹謗中傷を受けたりと、SNSならではの被害に合っている人がいるようです。名前が実名で登録されていることもあり、ネット掲示板に晒される危険性や、個人情報が特定されてネットストーカーの被害に合う人もいます。

そこで今回は、Facebookで起こる誹謗中傷や悪口の被害に合わないためにも、Facebook上で対策しておきたいことを解説します。Facebookに書かれた誹謗中傷を削除したいと思っている方や、Facebookで被害を受ける前に対策しておきたい方は必見です。一緒に問題を解決していきましょう!

読み終わるまで 約2分30秒
記事で学べること Facebook上の
1.気になる写真を削除する方法
2.誹謗中傷投稿を削除する方法
3.個人情報を守る方法

Faceboookの特徴を知ろう

2004年に設立されたFacebook社は、アメリカのカルフォルニアに本社がある会社で、2017年7月現在、世界に50のオフィスをもっています。実名で登録することで、知人や友人との繋がりを体感できる点がメリットで、2017年3月31日時点で月間19億4000万人が使っています。

Facebookのメリット

Facebookは直接本人に会ったような感覚で使える

Facebookの削除問題はアイルランド法人が管轄

フェイスブックを使っている人は、フェイスブックが定めている利用規約を守らなければ行けません。フェイスブック上で、誹謗中傷や嫌がらせをしている人は利用規約に反しているため、Facebook利用規約に書かれている通り、アイルランド法人に削除依頼を行う必要があります。

米国またはカナダに居住しているか、事業の主たる拠点を持っている場合、本規約は利用者とFacebook, Inc.の間で締結されます。それ以外の場合、本規約は利用者とFacebook Ireland Limitedの間で締結されます。

フェイスブックのアイルランド法人へ削除依頼する方法は、いつも使っているフェイスブック画面から行うことができるので、特殊で難しいことではありません。SNSの初心者であっても、カンタンに行うことができます。誹謗中傷や嫌がらせを受けているときは、早期対策をしてもらいましょう。

Facebookの利用規約と原則とは

Facebookの利用規約と原則とは

どのような内容が削除できるか、誹謗中傷の範囲はどこかなど、フェイスブックの会社情報や原則には、ヒントが隠されています。レピュ研では、フェイスブックのWebサイト上にちりばめられた削除対象となるヒントをかき集めました。

Facebook利用規約まとめ

フェイスブックの利用規約には、いろいろな内容が書かれていますが、今回は誹謗中傷を削除するために読んでおきたい利用規約のみを5つにまとめました。

  1. 個人のプライバシーは重視し、侵害してはならない
  2. 他の人に対するいじめ、脅迫、嫌がらせに当たる行為は禁止している
  3. 差別的、脅威的、わいせつ的、暴力的な行為は投稿できない
  4. 権利侵害、権利妨害、法律違反の行為はしてはいけない
  5. 本人の同意を得ずに、他人にタグ付けしてはいけない

こちらに該当する内容は誹謗中傷であってもなくても、利用規約違反として削除できる可能性が高いです。

Facebook原則まとめ

フェイスブックの原則は2017年7月現在、10つの見出しから構成されていますが、なかでも誹謗中傷を削除するときに、関連性の高いものを2つにまとめました。

  1. 自分の情報を共有する相手を選び、プライバシーコントロールを設定する自由を持てる
  2. Facebookの利用規約違反以外で、情報が削除されることはない。

「項目1」は、フェイスブック上での決まりのため、フェイスブック以外では効果を発揮しません。また、「Facebookの利用規約違反以外で削除されることは無いです」とフェイスブックの公式が発表している以上、利用規約の要点を知ることが、誹謗中傷を削除するための最初の一歩になりそうですね。

Facebookで削除対象になる具体例

Facebookで削除対象になる具体例

フェイスブックのコミュニティ規定では「いじめと嫌がらせ」という項目で、削除対象になるコンテンツの基準で、分かりやすい例を5つ書いています。

  • 個人を特定し、中傷するFacebookページ
  • 個人を侮辱する目的で加工された画像
  • 身体的いじめを撮影し、被害者を辱める目的で投稿された写真や動画
  • 個人への恐喝や嫌がらせを目的として個人情報をシェアする行為
  • 他の利用者に繰り返し一方的に友達リクエストやメッセージを送る行為

Facebookページとは、フェイスブックを使う人が誰でも作ることのできる何かを宣伝・PRするため特設ページのことです。

削除対象のコンテンツは「いじめと嫌がらせ」の項目以外にも、3つあります。

  • 他人から脅迫を受けていると感じたとき
  • 自分の好きな著名人に対して第三者が脅迫や差別発言をしているとき
  • 病気や障害などの差別行為を宣伝したり発言したりしたとき

今回、誹謗中傷だと思っている内容が、具体的例のどれに当たるのか、知っておくことが大切ですね。該当するものがあれば、迷うことなくFacebook社に削除依頼をしてみましょう!

Facebookの削除依頼の方法

誹謗中傷の削除依頼はとてもカンタンで、フェイスブックを登録している人なら、誰でも行うことができます。

写真を削除したいときの依頼方法

まず、写真が投稿されている投稿内容を確認します。

削除依頼の方法1

右上のマークをクリックして「投稿を報告」という項目を選びます。

削除依頼の方法2

投稿にどんな問題があったか聞かれるため、該当する項目を選びます。

  1. この写真に自分が写っていることが好ましくない
  2. Facebookに載せるべきではないと思う

写真に自分が写っていて削除してほしいと思ったときは「1」を、Facebookの利用規約やコミュニティ規定に違反している写真だと思ったときは「2」を選びます。

削除依頼の方法3

写真自体が、プライバシーの侵害に当たるのか、誹謗中傷や嫌がらせに当たるのか、調べたいと思っているため、適切な選択肢を選びましょう。「その他」の項目を選び「次へ」ボタンで進むと以下のような項目がでてきます。

削除依頼の方法4

削除したい誹謗中傷の写真に、なるべくあっている選択肢を選んで「次へ」ボタンを押しましょう。

削除依頼の方法5

最後に「対応策」という項目が出てくるので「審査対象としてFacebookに送信」を押して、削除依頼はできました。

誹謗中傷コメントを削除したいときの依頼方法

写真は投稿内容に無く、コメントが誹謗中傷的で削除したいと思ったときは、選択肢が少し減ります。

削除依頼の方法6

今回はあなたが誹謗中傷を受けていること想定して選択肢を選びます。個人(あなた)に対して、嫌がらせまたは差別発言(誹謗中傷)をしているコメントを削除するため、このように選びます。

削除依頼の方法5

一番上を選んで、Facebook社に報告することで、削除依頼は終わりです。なお、一番下の選択肢である「メッセージを送信」のボタンは、投稿者本人へ削除依頼が送られてしまうため、使うときは注意しましょう。

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Facebookでは投稿主に削除をお願いするのはやめよう

誹謗中傷や嫌がらせの投稿をした本人にメッセージを送信して、投稿の削除をお願いすることをFacebook社は一部推奨していますが、おすすめしません。理由は2点です。

  • 炎上に発展するため
  • さらに誹謗中傷や嫌がらせを受けるため

投稿主に削除をお願いすることは、場合によっては火に油を注ぐようなものです。投稿主によっては怒ってしまい「削除してくれとお願いされたが、問題あることはしていない!もっと写真を載せてやる!」などと、フェイスブックだけの問題から情報が拡散されて、TwitterやLINEなど、ほかのSNSを絡めた大きな問題に発展してしまうことがあります。

Facebookで自分の公開範囲を工夫しよう

フェイスブック上で、許可していないのに自分の写真が勝手に載っていたり、タグ付けされたりするのを防ぐ方法があります。

Facebookで自分の公開範囲を工夫しよう

図の順番通り、個人の設定画面から、設定、タイムラインとタグ付けを選ぶことで、細かい設定ができます。誰かによって、あなたがタグ付けされた写真がフェイスブックに公開される前に、公開してよいかあなたが判断できるようになります。

意外と知られていない機能です。タグ付けされることを嫌がる人は多いようで、あなたがフェイスブックで公開する写真に、他の人をタグ付けするときにも、注意しておきたいところですね。

Facebookの投稿が削除されないときは

フェイスブックの削除依頼は、他のSNSやネットサービスと違い、具体的に削除してほしいところの説明をしなくてよく、カンタンに削除依頼できるのがメリットです。ただ、カンタンに依頼できるがゆえに、削除依頼主とFacebook社の間に意識の違いが生まれたり、誹謗中傷としての認識の違いがあったりして、思い通り削除されないこともあるようです。

レピュ研では、ネット上の誹謗中傷や風評被害の分析を無料で行っているため、どうしても1人で解決できないときは、ぜひご相談いただければと思います。

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