ネット炎上として判別したものを毎月リサーチ後分析し、レポートとして配信していきます。
弊社が独自に設定した条件にて情報を算出し、カテゴリー別の件数推移と、特徴的な炎上について解説を行います。

11月の炎上リサーチレポート
2020年11月に起こったネット炎上は計21件で、 分類としてはメディアの炎上が7件と最も多く、 番組の企画内容が非常識、危険であったため炎上へと発展した事例が目立ちました。 また法人の炎上も前月と比較して増加しており、 5件のうち4件は公式アカウントからの不適切な情報発信がきっかけのものでした。今回のピックアップ炎上は、法人の炎上から老舗タイツメーカーの事例をご紹介します。
女性蔑視と捉えられる表現をしたため炎上
ある老舗タイツメーカーの公式アカウントで発信した女性のイラストや発言が、性的な描写を連想させるとして炎上しました。 11月2日のタイツの日に合わせて、複数のクリエイターが描いた、タイツを着用している女性のイラストと、そのイラストについての発言を投稿しました。問題となった投稿内容は次の通りです。
【イラストの一部】
・女性のスカートの中が見えそうになっているもの
・メイド服を着ている女性が自分でスカートをめくりあげ、脚を見せているもの
【企業側の投稿】
・「 素敵なイラストばかりで、動悸がおさまらない中の人。
みんな……めちゃくちゃ可愛くないですか……… 」
この投稿に対してTwitter上では批判が殺到し、「女性蔑視」「性的消費」などの言葉がトレンドに入るほど注目を集めた炎上となりました。
投稿を見たユーザーからの意見
実際にTwitter上であがった批判は次のようなものでした。
「タイツを製造している会社がタイツを履く女性を性的な視点で見ている」
「男性用の商品メーカーに変更したのでしょうか?」
「完全にターゲット層を間違えている」
これらの意見を受け、企業は公式アカウントと公式ホームページで謝罪を行うこととなり、炎上から1ヶ月以上Twitterの更新を休止しています。企業の謝罪投稿のコメント欄では「二度と購入しない」などの批判的な意見が殺到していましたが、一部「何が問題なのかがわからない」などの肯定する意見も見られました。
ターゲット顧客にマッチしていない情報発信のリスク
今回ご紹介した事例は、ターゲット顧客にマッチしていない情報発信が原因で発生した炎上だったと言えます。顧客が求める情報と発信した情報に乖離があると、時に不快感を与える原因となるため注意が必要です。そのため、「内容に問題はないか、不快に感じる人はいないか」など、情報を発信する前に複数の立場の人が確認できる体制を整えておくことをおすすめします。また、有事の際に迅速な対応ができるように予め対応方法についてルール化しておくことで炎上の早期鎮火が期待できます。