学生のネット炎上で評判を落とさないために!学校側ができること

学生のネット炎上で評判を落とさないために!学校ができること

「学生のネット炎上」が原因で、学校の評判を落とさないための対策方法について事例と共にご紹介します。
学生がインターネット上で「炎上」などのトラブルを起こした際、通っている学校を特定されて学校名も一緒に拡散されてしまうことが多いです。結果的に学校のイメージダウンに繋がってしまうことも少なくありません。特に長期休みに入る前や、オープンキャンパス・学校説明会の前はネット上のリスクが気になる担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では「実際に学生の炎上にはどんな事例があるのか」「学校としてはどのような対策ができるのか」「実際対策している学校はどんなことを行っているのか」について解説します。

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・決めなくてはならないこと
・トラブル発生時の対応方法
・最後のチェック項目

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学生による炎上事例5選

対策の第一歩として、どんな炎上が起こっているのか詳しく知ることがとても効果的です。

1:Twitterにコネ入社を示唆する投稿をして炎上

Twitterにコネ入社を示唆する投稿をして炎上

ある大学の女子学生が、父親のコネを使って大手企業に入社したことをほのめかすツイートをして炎上しました。当該学生は雑誌のモデルとしての活動もしており大学名も公表していたため、大きな話題となりました。ツイート内容は以下のようなものです。

推薦で受けたABC銀行グループに本社勤務として内定いただけました!事務として働いて、いずれは父の秘書になります!こんな大きな会社に入れるなんて夢みたいです…

※一部表現を変えています

このツイートに対して「勤務先が本社と決まっているのはおかしい」「内定出る時期がおかしい」「推薦制度はないはず」などといった批判が殺到しました。この後「内定は辞退した。自分の力で就職する」というツイートをしましたが、さまざまな噂や憶測までもが飛び交い鎮火までには時間がかかりました。

このように就職活動の内容について、社名を明かしてツイートする学生は少なくありません。正当な就職活動を行っていたとしても、そのような行為は企業に対する学校のイメージを落としたり内定が取り消しにつながるリスクがあります。

2:登山サークルの行動が迷惑行為だと炎上

登山サークルの行動が迷惑行為だと炎上

ある大学の登山サークルが槍ヶ岳の山頂で迷惑行為をしたとして炎上しました。問題とされた行動は次のようなものです。

・50人程のグループで山頂を占拠して写真撮影
・大声で校歌を合唱する
・結果山頂までの道が混雑してしまった

居合わせた登山者が大学名とともにTwitterに投稿したことがきっかけとなりました。しかしその後サークル名とTwitterのアカウントまで特定され、学生が投稿した当日の集合写真も拡散されてしまっています。サークルは運用していたTwitterアカウントを非公開にして鎮火を試みましたが、「逃げている」と捉えられさらに非難されてしまいました。

3:アトラクションでの迷惑行為を自ら投稿して炎上

アトラクションでの迷惑行為を自ら投稿して炎上

有名テーマパークでの迷惑行為をTwitterに投稿した男子学生が炎上しました。発端となったのは、「アトラクションから身を乗り出して骨折した」という趣旨のツイートです。この迷惑行為のせいでアトラクションの待ち時間は9時間を超え、多くの人に迷惑をかけることになりました。しかしこの事件は迷惑行為の一部に過ぎず、故意に行った多くの迷惑行為が本人のTwitterから明らかになっています。

・アトラクションを仲間内で占領し、裸で写真撮影
・アトラクションを止める
・アトラクションで立つ
・進入禁止のエリアに立ち入る
・ボートを転覆させる
・人込みで突然叫びだす
・お詫びとしてアトラクションのチケットを要求する

このような内容を自身のTwitterに武勇伝のように投稿しており、迷惑行為でアトラクションを止めることが楽しみで通っているとまで発言しています。この騒動を受けて大学は記者会見を開き謝罪しましたが、ネット上では「大学が謝罪する必要はない」「処分が甘すぎる」と学校側の対応が非難される結果となりました。

4:無銭飲食したことをTwitterに投稿して炎上

無銭飲食したことをTwitterに投稿して炎上

大学生12名が居酒屋で無銭飲食したことが拡散され炎上しました。居酒屋店員のTwitterによると、年齢確認のために身分証の提示を求めたところ「持っていないから取りに行く」と離席してそのまま逃走したということです。その場にいた数名の大学生のTwitterには「#逃走中」「逃走はやばかった(笑)」などという投稿がされていました。フルネームや大学名などもTwitter上に公開していたことからすぐに人物は特定されて非難が殺到しています。このような「犯罪自慢」のSNS投稿は2012年頃から特に目立ち始めるようになりました。

5:駅伝ゴール後の選手の態度が悪いと炎上

駅伝ゴール後の選手の態度が悪いと炎上

駅伝でゴールした選手がタオルをかけてくれたスタッフを振り払ったことで炎上しました。ネット上では次のような声が集まっています。

・みんな疲れてるのは同じだけど、あんな態度してる子はいなかったよ。残念
・態度が悪すぎてがっかりした…
・あまり責めたくはないが、スタッフの方に助けてもらってるという気持ちと感謝が足りない。あなたは王様ではないんだよ。
・ずっと〇〇大学を応援してきたけど、もうしたくない

批判された選手は後でスタッフに謝罪したそうです。
この炎上のきっかけとなったのはテレビ放送でした。一見スポーツの強豪や有名人がいる学校にしか起こり得ない炎上に見えますが、街頭インタビューや雑誌記事など、メディアに露出する機会はざまざまです。そのためメディアがきっかけの炎上もどんな学校にも発生のリスクがあるのです。

なぜ炎上してしまうのか?

冷静になって考えれば、批判されて問題になると分かる内容でもなぜ炎上するような行動を取ってしまうのでしょうか?4つの観点から解説します。

なぜ炎上してしまうのか?

ネットの特性やリスクを理解していない

一度ネットに掲載した情報は「デジタルタトゥー」という言葉があるように、完全に削除することがほぼ不可能です。またネット上の情報拡散力・スピードを理解していないことから「このくらいなら大丈夫」「きっと誰も見ていない」といった考えの甘さが生まれてしまうと考えられます。

デジタルタトゥーとは
デジタルタトゥーは、一旦インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが、一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であることを、「入れ墨(タトゥー)を完全に消すことが不可能」であることに例えた比喩表現

引用:Wikipedia

ソーシャルメディアの匿名性に油断してしまっている

SNSをはじめとするソーシャルメディアは匿名で簡単に写真や動画、文章の投稿が可能です。その匿名性に油断した結果、不適切な内容やより過激な内容の投稿につながっています
しかし、ソーシャルメディアは簡単に本名・住所・学校・勤務先・家族まで特定されて日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。そのことを知らない、想定できていないことで炎上のリスクがより高まっていると考えられます。

行き過ぎた承認欲求

国内の70%以上がSNSを利用している中で(2017年12月現在)周りよりも目立ちたい認められたいという意識は強くなっています。そのような承認欲求がより過激な投稿を誘発し、犯罪自慢や迷惑行為、自分の誇れること(学歴や社歴など)の投稿につながっているのです。

法律や条例、人権などの基本的な常識の欠如

何となくやってはいけないと分かっていても、怒られるくらいだろうと重く考えていない法的・社会的に罰せられる可能性を理解していない学生も多いです。

学校を守るためにできること

学校を守るためにできること

処分を明確に提示する

どんな行為がどんな処分(退学・停学・留年など)に該当するのか、日ごろから学生にしっかりと認知させることが重要です。ルールが決まっているだけでは意味がないため、決めた上でしっかりと学生への落とし込みまで行うことが必要になります。

ソーシャルメディアポリシーの公開

学内で決まりを浸透させるだけでなく、外部に向けてソーシャルメディアポリシーを公開することで企業が負うべき責任は明確になります。きちんとソーシャルメディアに関するルールを整備している学校としてイメージアップにつながることも少なくありません。外部向けソーシャルメディアポリシーの作成については、ぜひ次の記事も参考にしてください!

就職活動や将来への影響をしっかり伝える

企業によっては、入社する前に内定者に関わるネットの情報を徹底的に調べます。そこで不適切な投稿や過激な発言が見つかり内定を取り消されてしまうことも珍しくありません。「就職活動が始まったら消せばいい」と考えている人も多いかもしれませんが、完全に消すことは難しいです。就職活動、将来への影響をしっかりと伝えて危機意識を持たせることで行動の抑制力となることがあります。

学校側でできる対策の具体例3つ

学校でできる対策の具体例3つ

聖心女子大学:ソーシャルメディアポリシーの導入

ソーシャルメディアポリシーの導入は一般的になっています。しかし学生向けの場合、一般企業向けのものを参考にしてしまうと内容の落とし込みが難しくなるかもしれません。
聖心女子大学のソーシャルメディアポリシーは、より学生が想像しやすい項目やシチュエーションに分けて完結にまとめられています。

■聖心女子大学におけるソーシャルメディア扱いのガイドライン (※概要を抜粋)
□ソーシャルメディアの利用における情報の扱い
・貢献できる参加者になる
・よく考えてから投稿する
・発信内容は、将来まで影響する
・結局は、自分自身を守る
□ソーシャルメディアにおける安全性とプライバシーの保護について
・あなたのプロフィールや個人的な情報、写真を閲覧されないよう、限定公開やプライバシー保護の設定をしましたか?
・個人情報がどのように悪用される可能性があるか考えたことがありますか?
・大切な人が、あなたのことを、あなたが公開した記事や写真をもとに評価しても、大丈夫ですか?
・情報は公共の場で披露しても大丈夫な内容ですか?
・インターネットに発信した情報は取り消すことが困難なことを知っていますか?
・自分以外の写真や情報に関して投稿する際、きちんと許可を取っていますか?
・スパイウェアやインターネットウィルスから保護するためのソフトはインストールされていますか?
□大学名を明示してインターネット上に発信する場合の注意事項・遵守事項
・発信に際して
・ソーシャルメディアサイトを立ち上げる場合

引用:聖心女子大学のソーシャルメディアポリシー

金城学院大学:ゼミの一環で啓発リーフレットを作成

金城学院大学では現代文化学部のゼミでSNSマナーの啓発リーフレットを作成しています。学生の目線が取り入れられていることで、より当事者としての意識を持ちやすい内容になっているといえるかもしれません。ルールや講義として学校側が一方的に発信していくだけではなく、学生と一緒に意識付けをしていくという方法はとても有効です。

全国の小学校から高校向け:SNSノート

小学校から高校に向けた対策の場合、LINE株式会社が提供する「SNSノート」の活用も効果的です。2020年度以降の新学習指導要領の全面実施に向け、全国の地域や学校で、児童・生徒が発達段階に応じた情報モラルの学習のために提供されています。
国内で最も利用されている「LINE」が作成しているため、SNSで注意するべき内容がしっかり網羅されているといえるかもしれません。対象年齢がかなり低めに設定されていますが、この内容を参考にルールや注意喚起の内容に反映させる活用の仕方もおすすめです。

学校のレピュテーションリスクを最小限にするために

学校として対策を行っていても、100%炎上を防ぐことはできません。万が一炎上が起きてしまったときに備えておく準備も大切です。

ネットの情報は常に把握しておく

内容にかかわらず、関連するすべての情報を常に把握しておくことが重要です。ネット炎上は、大規模な拡散が始まるまでに一定期間猶予があるためその間に何かしらの対応を取ることが有効になります。迅速に対応を行うためには、情報の把握は必要不可欠です。
また他校や他大学の学生が起こした炎上についても知っておくことも、さらなるリスクヘッジにつながります。

ネット監視も効果的

学内ですべての情報を知りつくすためには、かなりの時間と人員が必要になってしまいます。
レピュ研では、関連するネット上の情報を24時間監視し、有事の際のコンサルティングまで行うサービスもご提供しております。「学内ですべて対策するのは不安」「何から手を付けて良いのか分からない」などのお悩みも承りますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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フジテレビ系情報番組「グッディ!」でレピュ研の記事が参考資料として使用されました

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