5月炎上リサーチレポート
2020年4月のネット炎上件数は24件でした。2020年4月で多かったのはエンタメの事例であり、9件もの炎上が起きていました。今月のエンタメでの炎上事例では、影響力のある人物のSNS上での発言や番組内での言動がきっかけとなり炎上した事例が多くありました。また、政治関係の炎上も8件と多くあり、新型ウイルスに関する言動に批判が集まったことにより炎上につながった事例が多くありました。今回のピックアップ炎上は、法人関係の炎上事例から紹介します。
事前告知より前に再販開始で炎上!
4月下旬、人気作品とコラボした洋服が販売されました。ネット上で先行販売が行われましたが、多くのユーザーがアクセスし数十分で完売状態になりました。それを受けて、後日再販を行うと公式サイトに掲載されました。しかし、実際の再販開始が予告されていた時刻よりも早かったため、ユーザーから批判が集まります。
ユーザーから出た意見
再販を利用しようとしていたユーザーからは
「告知されていた時間を信じてたのに裏切られた」
「予告なしに開始時間変更したらダメでしょ」
「不定期に在庫復活するなら、そう言ってほしかった」
など、事前告知とは異なった販売方法に不満を抱いていました。また、開始時刻の表記に関しても、再販日前に消えていたり表記されたままになっていたり、見るユーザーによって情報が錯綜していたため、さらなる混乱につながっていました。
正確な情報共有を行おう
今回は、事前告知した実施内容と実際の開催内容が異なったため炎上につながりました。また、情報告知後に何度か修正がありユーザーが告知ページを見るタイミングによって得られる情報が異なったことも原因のひとつと言えます。情報を公開したタイミングだけではなく情報を更新したタイミングでの告知も必要でしょう。