今回は、自動車メーカーNのCM演出が危険だと視聴者から批判が殺到して炎上したケースをご紹介します。
CMの内容は、「運転操作を間違えても自動ブレーキがあるから大丈夫!」といった車の安全性をアピールしたものでした。しかし、CMに登場する女性ドライバーが事故を起こしそうだったにも関わらず、反省しているシーンがなかったことに視聴者から「事故しそうになっておいて謝りもしないとかありえない」と批判が殺到してしまいました。今回の炎上で、自動車メーカNは視聴者から「演出に配慮が足りていない」と思われ企業イメージを落としてしまいました。
同じような失敗をしないために、炎上した原因と対策について知っていきましょう!
女性ドライバーの運転マナーを問題視する声が殺到!
自動車メーカーNのCMには、視聴者から女性ドライバーの運転マナーを問題視した批判が殺到してしまいました。女性ドライバーの、
- 事故を起こしそうになった後ホッと安心して笑顔を見せるが、被害者への謝罪の一言や反省がない
- 停車中のスクールバスを横目に加速しながら追い越す
といった行動を「おかしい」と感じる視聴者が多くいたためです。自動車メーカーNの車の安全機能をアピールしたCMは、
「CM見るたびに女性ドライバーにイライラする」
「車の機能よりも女性ドライバーのマナーが気になって仕方ない」
と視聴者にネガティブなイメージで捉えられ炎上に繋がってしまいました。
炎上した3つの原因
原因1:人を轢きかけたのに謝罪がなかったから
女性ドライバーが人を轢きかけたにも関わらず、被害者に謝罪をするシーンがなかったため炎上してしまいました。視聴者からは
「人を危うく轢きかけたのに笑顔なのが怖い」
「笑顔より先に謝るのが普通じゃないの」
「運転なめてる、免許返上レベル」
と、女性ドライバーが危険な運転をした後に笑顔だったことに対しての批判が多く寄せられました。
原因2:停車中のバスの横を徐行しなかったため
女性ドライバーが、止まっているスクールバスの横を加速しながら追い越してしまったため炎上してしまいました。視聴者は、
「バスの横で徐行しないのは危険」
「幼稚園児が乗るために停車しているバスの横を加速して追い越すなんて危ない」
と女性ドライバーの運転を危険に感じてしまいました。
原因3:女性ドライバーの反省するシーンがなかったため
女性ドライバーの反省するシーンがCM中に一度もなかったため炎上してしまいました。視聴者は、
「事故しそうになったばかりなのに、バスを追い越して反省の色がなさすぎる」
「反省している様子もなくドヤ顔なのはおかしい」
「こんな人の運転する車なんて乗りたくない」
と女性ドライバーに不信感を抱いてしまいました。
2つの炎上対策
対策1:CMであっても運転マナーは守ろう
CMの演出を考えるときは、運転マナーに気を配りましょう。商品の魅力を前面に押し出そうとした結果、ユーザーからマナーの指摘をされてしまってはマイナスプロモーションになってしまうためです。
今回のケースでいうと、女性ドライバーの被害者に対する謝罪や反省して安全運転を心掛けるシーンがあればここまで批判的な意見は集まらなかったでしょう。日常的に目にする機会が多く視聴者の印象に残りやすいCMだからこそ、マナーやルールなど細かいところへの配慮が大切ですよね。法人は、演出を視聴者が見たときどのように受け取るかを慎重に考えましょう。
対策2:事故などの演出があるときは、謝罪を取り入れよう
車の機能をアピールするために事故などの危険な演出をしなければならないときは、ドライバーが謝罪や反省をしている様子を取り入れながらCMを作りましょう。車を運転する人は、人命を背負うことになるので、マナーやルールに対して厳しい目で見てしまう視聴者が多くいるためです。
どんなに機能のいい車だったとしても、CMの演出によって視聴者の購買意欲が下がってしまうことはもったいないですよね。CMの視聴者が、車の機能よりも運転マナーやキャストの言動などに気を取られて商品にネガティブなイメージを持たないように、法人は、キャストの感情表現など細かいポイントにも注目してCMを作りましょう。