一番クリックするキーワードは「採用情報」31.5%
「ブラック」は10.6%と、約10人に1人がクリック
2019年度新卒学生520名を対象に、企業調べで一番クリックするキーワードを調査したところ、31.5%の方が「採用情報」を最初にクリックすることが分かりました。また、企業名のあとにキーワードなしで検索する「法人名のみ検索」の新卒学生も22.1%と、「採用情報」の次にクリック率が多いと分かりました。
新卒の狙いは公式サイトや採用特設サイト
就活生に「就活で利用するサイト」を調査したところ、「就活サイト」「企業の公式ホームページ」が大きく割合を占めていることが分かりました。一方、口コミサイトは調査した就活生全体の35%、520人中182人が利用していることが分かっています。
新卒学生は口コミサイトに書かれている情報以上に、企業の公式ホームページに載っている情報や、就活サイト(マイナビ・リクナビなど)に書かれている情報を参考にして、就職活動に専念している傾向がうかがえます。
ブラック企業を連想させる「ブラック」は10.6%
「企業名 ブラック」をクリックする新卒学生は、10.6%であることが分かりました。「口コミ」「評判」に比べてポイントが高いことから、クリック先にある情報が気になり、「ブラック」をクリックしている可能性があります。
企業のブラック炎上についての記事も合わせてご覧ください。
■2017年4月にブラック研修で炎上になった事例を紹介します。
>新入社員が本を売り歩く「ブラック研修」で炎上
■2018年3月にブラック社風で炎上になった事例を紹介します。
>「素手でトイレ掃除」を社員教育とする企業が炎上
企業ができる採用活動の工夫とは
企業が採用活動を成功させるためには、次の3つの工夫が重要です。
1. 公式ホームページ・採用特設サイトで、魅力をしっかり伝える
2. 就活サイトの情報やメッセージを頻繁に更新する
3. 自社名で検索したときの候補キーワードをチェックする
新卒学生は、口コミよりも「就活サイト」や「公式ホームページ」を気にして検索する傾向にあるため、公式ホームページ・採用特設サイト・就活サイトでの情報更新は重要だと言えます。会社の歴史や、部署・社員インタビューなどを紹介することによって、会社の雰囲気や魅力をしっかりと伝えられるように工夫が必要でしょう。
また、自社名で検索したときの候補キーワードもチェックが必要です。例えば「ブラック」「事件」「悪質」といった、ネガティブな印象を与えるキーワードには注意しましょう。法人名で検索したときに、気になるキーワードがあった場合は、クリック先を見てどんなサイトや情報があるか確認しておきましょう。
レピュ研では、法人インタビュー記事の作成や、気になるキーワードを非表示にする対策を行っています。「どう採用活動を進めていけばいいか分からない」「ネガティブなキーワードを対策したい」などお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談下さい。