今回は、ライターEの発言が議論に発展し炎上につながった事例を紹介します。
投稿した意見がユーザー間で議論に発展
ライターEのTwitter上での発言が、他のユーザー間で議論に発展したため炎上となった事例です。
5月上旬に、酒場巡りに関するツイートが拡散されていました。そのツイートの「満席で常連が座れなくても知らん顔」という部分に疑問を持ったユーザーが
「常連って、専用席が用意されているんですか?」
と、リプライしました。このユーザーに対し、お酒や酒場に関する記事を多く書いているライターEが述べた、
「そんなことも知らないんですか?」
「常連さんは来る時間や店での定位置が決まっているので、一見はそれを乱さないよう気遣って飲まなければ店に失礼だ」
という意見が議論に発展し、炎上につながったのです。
ユーザーが述べた3つの意見
意見1:ライターEに対する批判的意見
ライターEの「常連に対して一見は気を使わなければ店に失礼だ」という意見に対して、
「そんなルールは聞いたこともございません」
「自分ルールが世間のルールだと思わないことです」
など、そうと決まっているわけではないと主張するユーザーが多くいました。また、
「そんな一部だけの常識を作らないでください。ライターっていう力ある方なら尚更」
と、発信する意見に影響力があることも指摘しているユーザーもいました。
意見2:ライターEとは反対の意見
今回、「自分も常連として訪れる店がある」というユーザーもいました。常連客であるユーザーからは、
「一見の客が楽しめるように、また来店したくなるようにするのが『常連』では?」
「ある街の多くの店では、狭い店ばかりなんで、新規客(特に一見さん)が来た時は常連さんが空けるのが暗黙の了解になってますが?」
など、気遣うのは常連側という意見があがりました。
意見3:口調が厳しいのではないか
ライターEが投稿したツイートの「そんなことも知らないんですか」という部分を見たユーザーの中には、
「上から目線すごいですね」
「言い方に棘があるように見えます」
など、言い回しに対してマイナスなイメージを持ったようです。
情報を発信する際は下調べを徹底しよう
今回は、お店や、お客によって対応が異なることを「そんなことも知らないんですか」と、決めつけだと捉えられるような文章で伝えたことにより、多くのユーザーから批判があつまってしまいました。この炎上により、
「こちらで紹介されたお店には絶対行きません」
「この人の記事は読まないようにするわ」
など、ライター自身のイメージダウンにつながってしまいました。また、ライターが紹介しているお店に行くことを控えるユーザーが出てくると、ライター自身だけではなく、お店にまで被害が出る可能性もあります。企業として情報を発信する際も、正確性が伴わなければイメージダウンにつながる可能性があります。発信しようとしている界隈について深く調べたり、発信する際に誤解の生じない文章表現を考えたりすることが必要となるでしょう。