ネット炎上として判別したものを毎月リサーチ後分析し、レポートとして配信していきます。
弊社が独自に設定した条件にて情報を算出し、カテゴリー別の件数推移と、特徴的な炎上について解説を行います。
3月炎上リサーチレポート
2019年2月の炎上件数は61件でした。2019年2月で多かったのは一般個人関係であり、21件もの炎上が起きていました。
今月の一般個人関係の炎上事例では、勤め先での不適切な行動を撮影した動画投稿が炎上したケースが多かったです。また、エンタメ関係の炎上も多くあり、影響力のある人物の発言や行動が炎上したケースが多くありました。
今回のピックアップ炎上は、メディア関係の炎上事例から紹介します。番組内で誤解をまねく表現ではないかと視聴者に指摘され、批判や疑問の声があがり炎上した事例です。
演出のために情報操作をしたと思われる表現をし批判殺到
番組Sが紹介した海外都市までの行き方に、多くのユーザーが疑問を抱き批判が殺到しました。交通手段によっては約2、3時間の移動時間にもかかわらず、もっとも時間のかかる交通手段のみを紹介し、あたかも非常に遠い都市のように紹介したからです。ユーザーが疑問に思った点は大きく分けて下記の2点です。
- 地元民だけではなく観光客や留学生なども多くいる都市にもかかわらず小さい街であるかのように紹介
- 空港も存在するのに車や電車しか交通手段がないかのように構成されていた
この番組を見たユーザーは
「辺境感出してるけど飛行機で数時間だぞ」
「飛行機普通にあるし、そんなに田舎町じゃない」
「やたら最果ての街みたいな印象を与えてる」
など、番組の趣旨に寄せるため誤解をまねくような取り上げ方をしたことに疑問を持つユーザーの声が上がりました。また、
「国際空港があるのに、鉄道や車でしかいけない秘境感を出すのは誤解を与える」
「交通手段に乏しい秘境のド田舎みたいな演出するのは相手国に失礼でしょ」
のような相手に対する敬意が感じられないという意見もありました。
企業としてできる対策
今回は、番組に都合の良い情報だけを使用し、ユーザーへ誤解を与えたことが炎上につながりました。企業として何か情報発信をする際は、ユーザーに間違った認識を与えないよう心がけることが大切です。情報や印象操作をしていると思われてしまえば、顧客離れにつながる可能性もあります。同じ内容でも、言葉が違えば伝わり方も違ってきます。どの情報を、どのような言葉で発信していくかを考えることが重要でしょう。
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