ネット炎上として判別したものを毎月リサーチ後分析し、レポートとして配信していきます。
弊社が独自に設定した 条件にて情報を算出し、カテゴリー別の件数推移と、特徴的な炎上について解説を行います。
1月炎上リサーチレポート
2018年12月のネット炎上件数は89件でした。2018年12月で多かったのはエンタメ関係であり、33件もの炎上が起きていました。
今月のエンタメ関係炎上事例では、番組内やSNS上での発言が不適切ではないかと判断され炎上したケースが多かったです。また、法人関係の炎上も多くあり、サービスの提供内容やユーザー対応に批判が殺到したため炎上したケースが多くありました。
今回のピックアップ炎上は、法人関係の炎上事例からご紹介します。映画が公開される初日の朝に、ネタバレが含まれた記事を投稿したため炎上した事例です。
映画公開の初日の朝にネタバレ記事を投稿し炎上!
企業Mが投稿した記事に、ユーザーから多くの批判が集まり炎上しました。ネタバレを含んだ映画の紹介記事を、公開初日の朝に投稿したためです。記事を投稿したこと自体や、投稿する際のネタバレに対する配慮が不十分だった点をユーザーは指摘していました。実際にユーザーは
「公式発表前にネタバレとか……」
「先入観なしで観たかった」
など、批判的な意見をあげていました。また、企業Mが提供するサービスの使用を控えるというユーザーもいました。
情報公開の方法にも批判が殺到
企業Mの記事投稿のタイミングだけではなく、方法にも批判が集まりました。記事や、記事を紹介する投稿に、ネタバレを含む記事であるという注意書きがなかったためです。それにより、ネタバレを見たくないのに回避できなかったユーザーが増え、批判の声が多く集まり、炎上は大きくなってしまいました。
企業としてできる対策
今回は、情報発信のタイミングが不適切だとされ炎上につながりました。自社の持っている情報やサービスの告知など、企業として情報発信する際は、発信するタイミングや方法を考えることが大切です。ユーザーが知りたくなかったり、必要としていない情報を発信してしまうと、顧客離れにつながってしまうからです。ユーザーの欲している情報や、情報公開のタイミングなどを見極めることが重要でしょう。