炎上事例とともに原因と対策を解説します。
今回は、音楽番組のコラボ企画に視聴者から批判が殺到して炎上したケースを紹介します。この炎上でコラボ企画だけではなく、番組自体の印象も悪くなってしまいました。
同じような炎上にあわないためにも、原因と対策について知っていきましょう!
コラボ企画に視聴者から批判が集まり炎上
2018年11月に放送された音楽番組の中で、アイドルグループと話題となった映画のコラボ企画が行われました。アイドルグループのパフォーマンスを、話題の映画独特のカメラワークで撮影されたものでしたが、視聴者からは
「コラボすれば良いってもんじゃない」
「普通に歌が聴きたい」
「誰も得してない謎コラボ」
など、批判的な意見が多くあがり、炎上につながりました。
炎上となった2つの原因
原因1:関係性が明確ではなかったため
アイドルグループと話題となった映画の関係性が見えなかったため、炎上につながりました。
- アイドルグループの曲が主題歌や挿入歌などに起用されていたわけではない
- アイドルグループのメンバーが出演していたわけではない
というように、コラボした関係性が見えず混乱する視聴者がいたからです。また、番組内でアイドルグループが「まだ映画を観ていない」と発言したこともあり、視聴者はさらに疑問を抱いてしまいました。
原因2:視聴者の求めているものから離れてしまったため
視聴者の見たかった映像ではなかったため、炎上につながりました。音楽番組に出演するということで、アイドルグループのパフォーマンスだけを、じっくりと見たい視聴者が多かったからです。実際に
「普通にアーティストのパフォーマンス映してほしい」
「音楽番組なんだから歌の邪魔するなよ」
など、音楽番組であるのにも関わらず、音楽を楽しめないことを不満に思う視聴者が多くいました。
炎上を対策する2つの方法
方法1:相乗効果のあるコラボを企画する
コラボした双方の良さが出るような企画をすることが大切です。今回の企画にたいして、視聴者は
「どちらのファンも得しない感じだな……」
「(コラボした)お互いがかわいそう」
など、コラボしたことにメリットを感じていなかったからです。お互いの良いところが引き立つような組み合わせや、企画内容を考えることが必要でしょう。
方法2:視聴者の求めている企画を理解する
どのような内容を番組に求めているかを、把握することが大切です。今回は、音楽番組であるのに純粋に音楽を楽しめない点を視聴者は指摘していたからです。また、コラボ自体を望んでいないという視聴者もいました。
良さを引き出せるコラボ企画を
コラボ企画をする際には、お互いの良さや、普段とは違った一面を見られるようなものにすると良いでしょう。また、視聴者が分かるような共通点があると、コラボ企画の内容を楽しみやすくなる場合もあります。企業として、別の企業や商品とコラボする際には「両方の良さが出てくるもの」という条件を意識すると良いでしょう。