上司なりたての人必見!部下を正しく指導する7つの方法

上司なりたての人必見!部下を正しく指導する7つの方法

社内の人間関係がうまくいかないと、仕事もスムーズに進まないし、ブラック企業と噂されることもあるし、いいことはありません。特に上司部下の関係が悪化すると、離職率が上がったり、ネットに会社の悪いところを書かれたり、あとが面倒です。

そこで今回は「部下に正しく指導をする方法」をお伝えします。レピュ研にいただくご相談で「辞めた社員が、ウチの会社の悪口を書いてくる」「ネットの掲示板で社員同士が争っているが止め方が分からない」などがあり、解決策をご提案していますが、正しい指導や教育方法を企業が知っていれば、こういったことは起きにくくなります。「間違った指導方法をしているかも…」と思った方は、ぜひ必見です。

部下には、同じ方向を向いてもらおう

部下には、同じ方向を向いてもらおう

指示する指導より質問する指導

「部下を指導することは、的確な指示を出して、いかに効率的にチームが目的達成ができるか命令すること」などと思っていた時期が、わたしにはありました。ビジネスシーンでも使える指導書として有名な「目からウロコのコーチング」にはこのように書かれています。(1)

ひとは「考えろ」と命令されても考えません。考えさせたかったら「質問する」ことが一番有効なのです。そして、ひとがもつ潜在している能力は「質問」され、その答を「探す」ことによって引き出されます。

部下に対して命令や操作をしても、愚痴を言われてしまうばかりです。質問によって答えを考えさせることが指導には大切です。仮にあなたの命令や操作によって、部下がよくはたらき、1つのプロジェクトが目的達成できたとしても、部下が持つ潜在能力は、本来の3割程度しか発揮できていなく、達成感もあまり感じていないかもしれません。

指示する指導より質問する指導

指導とは、操作や命令とは違う

部下に仕事の意味を考えてもらう3つの指導

仕事において、大きなプロジェクトであればあるほど、1人が関わる仕事量は全体からしたら微々たるものです。こういった大型プロジェクトのとき、部下が考える悩みの1つに「自分の仕事は役に立っているのか」といったものがあります。ここで真価が発揮される指導方法は、サポートすることです。代表例として、3つのサポート方法をまとめました。

どのような影響があるか指導する

翼をさずけるでおなじみ、エナジードリンクで有名なレッドブルが、自社開発しているF1マシンの、1本のボルトができるまでのムービーを公開しています。このボルトはマシンの一部を構成する小さな部品にしか過ぎませんが、できあがるまでに多くの人が、たった1つの小さなボルト制作に関わっています。1本のボルトをどれだけ精密かつ、こだわりをかけて作ることが、F1マシンをレースで勝利に導くために重要なのか伝わってきます。関わる部下1人の役割がもつ、重要な影響力を伝えることで、誰もがプロジェクトの主人公だという指導ができる1つの例です。(2)

関わりが少しでも、重要な任務を担っている

もっとうまくやるための仕組みをつくる

「なんでこんなに時間がかかるの?」

「この資料、分かりにくいから修正して」

部下に指示した仕事が、あなたの思い通りにいかないとき、こんな文句を言いたくなるかもしれません。しかしこの言い方では、何が原因で失敗したのか部下は分かりません。次からもっとうまくやってもらうために、仕組みをつくることが大切です。仕組みとはチーム内で設けるルールや小さな約束です。なぜ時間がかかるのか、なぜ資料は見にくいのか、部下が分からないことをしっかり聞いて、うまくいく仕組み作りをします。また指導された部下は、分からなかったことを仕組みにできるため、分からないことが分からない状況を無くすことができ、部下の不満を取り除ける1つの指導方法としても役立ちます。

大きな目的達成までの小さな目標を設ける

大きな目的を達成するためには、小さな目標を決めることが重要です。万が一目的が達成できなくても、小さな目標設定をしておくことで、どこに指導不足や指導過多があったか、すぐに分かるためです。また、クリアできた小目標を評価できるため、万が一プロジェクトが失敗しても、何が得られたものだったか分かります。また小さな目標のクリアと評価は、新しい目標を達成するためのモチベーションに繋がります。

大きな目的達成までの小さな目標を設ける

いかに部下を主役にできるか

部下を正しく叱るための2つの方法

「叱る」という表現ですが、多くのビジネス書でも取り上げられている通り「怒る」と、意味が少し違います。当メディアでは、指導する相手へ腹を立て、言葉をぶつける行為を怒る、相手をより良くしようと注意するアドバイスをする行為を叱る、と考えています。ここでは、部下指導に避けて通れない、うまい叱り方について、2つの方法をまとめました。

ミスした事実を正確に伝える

ミスした事実が小さくても大きくても、部下を叱る指導方法がブレることはありません。
「昨日報告してくれたメール、2箇所脱字があったよ」

「昨日クライアント向けに作ってくれた資料、ページの順番がバラバラだったよ」

事実のみを伝える指導は、そのミスが起きたことでどのような影響があるか部下が自ら考えてくれます。ここで重要な点は「●●だったから、次から反省して●●を事前にやってね」などと、部下が考えなくてはいけないことを、言ってしまわないようにすることです。部下は、自分が起こしてしまったミスを反省してくれるのか、反省する方法はどう考えてくれるのか、上司は導くことが大切です。

ミスした事実を正確に伝える

解決策をひらめいてもらおう

事実確認は個別に、解決策はオープンに

叱るときは部下個人に叱り、解決策はチーム内でオープンにして、他の人が失敗しないように共有します。「部下の失敗を公の場でオープンにするのは、晒し上げと一緒じゃないか」と心配する上司がいますが、失敗談のみを共有するのではありません。次同じ失敗を起こさないために、解決策を共有することで、チームワークに結束力が増します。また、チームメンバーから、さらに良い解決策の提案が出るなど、相乗効果も期待できます。

話を聞いて、途中で口出ししない

話を聞いて、途中で口出ししない

失敗をしたとき、事実を認め、どうすればよいか考えなくてはならないのは、上司ではなく部下です。叱るときは、部下が話したいことを聞き、考えていることを全部聞いてあげましょう。あなたが考えていることを口出ししてしまうと、部下は考えることをやめてしまいます。部下がどんな価値観をもっているのか、聞き出すチャンスととらえるといいかもしれません。

優秀な上司とは

上司が部下を指導するときの、重要な役目とは「その部下が持つ潜在能力を、いかに引き出せるか」に尽きると思います。

「あの部下は指示しないと仕事を全くやらない」

「いくら教えても、一向に仕事のクオリティが上がらない」

などと感じている上司は、もしかしたら指導する側に問題があるのかもしれません。「部下が伸び悩んでいるのは、もしかしたら私に原因があるかも…」と考えられるだけ、優秀な上司の条件の1つを、クリアしていると言えるでしょう。今回の部下への指導方法から何かを気付き、明日から改善できるところが見つかれば、ぜひ実践していただければと思います。

 

(1)播摩早苗 (2004年6月). 目からウロコのコーチング PHP研究所
(2)RED BULL 「F1マシン用ボルトができるまで」 

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